12月に入り、急に寒くなりましたね。
園外研修についてお話します。
保育士・栄養士・看護師は、それぞれ研修に行きみんなで共有し合い
子どもたちのために何ができるかを考えていっています。
まだ開園2年目ですが、できることから積み上げていき
園の最大の目標である「子どもたちが幸福感・満足感・自己肯定感を得ること」
を常に意識しながら保育を行い、自信をもって小学校へ送り出してあげたいと思っています。
先日の研修会での報告で「子どもを理解するための20条」という内容がありました。
乳幼児期の子どもたちの子育てで、お悩みの方もあると思います。
保護者の方の子育てのヒントになればと思っています。
1.子どもは愛情に敏感である
☆感情に走って怒っているのか、愛情深く叱っているのか、子どもにはすぐわかる
2.「叱ること」と「怒ること」は異なる(腹を立てては、しつけは出来ない)
☆叱られる意味を子どもに知らせる
3.子どもは目立ちたがる
☆自分の存在を認められないと、子どもは目立った行動をする
4.子どもらしさを大切にする
☆子供らしい経験を豊かにさせる
5.「できた喜び」が意欲につながる
☆「できたね」「やってよかった」この気持ちが、次のやる気を起こす
6.自ら正しく判断し、行動させる
☆自ら考え、判断し行動することで善悪の認識につながる
7.責任感は教えて身につくものではない
☆自ら考え、正しく判断し、行動することで、責任を負う
8.「がまん」がしつけの第一歩である
☆我慢ができない人は、しつけができない
9.子どもを嘘つきにしない
☆子どもは追いつめられると嘘をつく
10.口に出すより、じっと見守る
☆見守るいらだたしさに耐えることで、子どもを成長させる
11.子どものケンカにすぐ口を出さない
☆助言は、ケンカの程度・背景・双方の言い分をわきまえてからにする
12.子どもは「遊び」によって伸びる
☆友だちと遊ぶ中から社会性が育つ
13.よその子もわが子と同じように接する
☆みんなが良くなれば、我が子も良くなる
14.言うことは聞かないが、することは真似る
☆子どもは大人の鏡である(子は親の背を見て育つ)
15.話せる大人になる
☆聞き上手が子どもを良い話手にする
16.脅しや体罰は、禁物である
☆体罰はもはやしつけではない
17.「大人こども」をつくることが、しつけではない
☆おとなしすぎる子・無気力な子と、おとなしい子・いうことを聞く子とは違う
18.物や金で釣らない
☆大人の言葉や態度も、子どもにとっては「賞」である
19.しつけの効果はすぐには出ない
☆根気とヤル気・焦らず、繰り返して教える
20.無理なく、むらなく、心を合わせる
☆しつけは、一貫している事、一致している事が大切である
以前、保育の研修会で、アフガニスタンで亡くなられた医師 中村哲氏の講演を聞きました。
現地での写真を見ながら、農業用水路の建設の話など、長期の支援活動の話をされ
心を動かされたのを思い出しました。
今回、生活発表会は年長の合唱で「世界がひとつになるまで」を歌います。
このような悲しい出来事が二度とないことを願っています。
世界がひとつになるまで、ずっと手をつないでいよう…
いつも涙がでそうになりながら聞いています。
今日はいよいよ生活発表会(2歳以上児)です。
インフルエンザなど感染症はないかと心配しましたが、
昨日インフルエンザでのお休みもなく、ひと安心
みんなが元気に来てくれることを願っています。
以上、末松がお伝えしました