開園3年目となりますが、欠かさず行っている救急救命研修を今年も実施しました
まずはWEB講習をそれぞれ行い、その後実技を2時間。
新型コロナウイルス対応となり、消毒等も準備していただき間隔をあけての研修です。
福岡市消防局本部より来て頂き、笑いもあり楽しみながらの学び多き研修となりました
【心肺蘇生の流れ】
1.安全を確認
2.反応の確認
3.助けを呼ぶ
4.呼吸をみる
5.胸骨圧迫「強く」「速く」「絶え間なく」
人口呼吸ができる場合は
6.気道の確保
7.人口呼吸
今は、新型コロナウイルス感染リスクもあることから
大人は人口呼吸はしなくても良いそうです。
AEDは電源を入れて、音声に従い行動します。
乳児の胸骨圧迫は指2本で行います。
実際に先生たちがチームを組んで、救急車が来るまでの流れを行いました。
救急車が来るまでの時間は福岡市で平均7分31秒。全国平均より早いです。
それでも119番に連絡をして、じっと救急車を待っているのではなく
心肺蘇生を行い、命をつなぐ行動が行えるように毎年訓練を実施していきます。
数日前たまたま見たNHKの「逆転人生」という番組で、「ASUKAモデル」についての話があっていました。
今回の救急救命研修でも「ASUKAモデル」の話を聞いていたので
実際に明日香さんのお母さん、当時の教育長の方の話が心に響きました。
「ASUKAモデル」とは
目の前で突然倒れた時、迷わず落ち着いて迅速に対応するためのテキストの事です。
2011年9月、小学校6年生の明日香さんが駅伝の課外練習中に倒れ、救急搬送され
翌日にお亡くなりになられた大変悲しい出来事がありました。
明日香さんの事故から学ばせていただき、二度と同じような事を繰り返さないためにできたテキストです。
明日香さんが倒れた時「死戦期呼吸」と呼ばれる「ゆっくりとあえぐような呼吸」があったために
心臓がとまっているとは思わずにAEDが使われなかったそうです。
今は判断ができなかったり迷った時は、すぐに119番に連絡し
胸骨圧迫とAEDを使用するように指導されています。
保育園でも、お預かりした子どもたちを毎日元気な姿でご家庭にお返しすることを心に強くきざみ
訓練を繰り返し行い、事故発生時への備えを行っていきたいと思っています。
以上、末松がお伝えしました