姉妹園(福津市)の6月1日開園準備
昨年度決算書類の取り纏め
園イベント計画
等々が重なり、丁寧さとスピード感が求められる時期が続いたが
収束してきた
私の心の中に当然ながら、各局面における迷いや不安はあったが
覚悟(根拠のない思い込み)や自信(根拠のある思考)を折り重ねながら
ひとつひとつの問題解決をしてきた
「問題解決」というのは時間の経過とともに問題化することもあるため
言葉の意義的な語弊があるかもしれないが、
少なくとも前提づくりとして物事の遂行はできたように感じる
決して「雑」という意味の適当さではなく
「適した」と判断される選択をし続けることができたように感じる
作業におけるキツさだったり、面倒クサさだったりを感じることも当然あったが、
自分が決めたことだったり、他人からの頼られごとだったりすることを考えると
やる気スイッチの入れ直しをやってきた
時にはヘトヘトになっても、
家に帰れば妻と2人の子どもが私にやる気スイッチを押させてくれた
そういう日々が続くにつれ
私自身のセルフイメージの高低基準を決定するのは結局自分自身なんだということ
基準の高低を助長するのは、
周りの人だったり物だったり社会だったりするということ
が改めて分かったように感じる
そして先日私が興味本位で「各国の高校生における自己肯定感比較」を調べてみた
国立青少年教育振興機構という調査機関が2017年に実施した高校生アンケート
アメリカ・中国・韓国と比較したデータだが、
本当に興味深かったためいくつか以下に紹介したい
「私は人とうまく協力できるほうだと思う」
日本:71.0% 米国:89.4% 中国:89.5% 韓国:87.1%
「私は辛いことがあっても乗り越えられると思う」
日本:68.7% 米国:89.8% 中国:80.4% 韓国:84.7%
「私は怒った時や興奮している時でも自分をコントロールできるほうだ」
日本:63.6% 米国:81.6% 中国:74.3% 韓国:82.4%
「私は努力すれば大体のことができると思う」
日本:60.5% 米国:86.1% 中国:85.4% 韓国:78.3%
「私は価値のある人間だと思う」
日本:44.9% 米国:83.8% 中国:80.2% 韓国:83.7%
当然日本が他国よりも優れている点(例えば、食事面や生活習慣)はたくさんあったが、
「自己肯定感」という観点では、国民性なのか低い数値にとどまっていた
「他国は他国」だと考えれば、それまでなのだが
私は特に、上記最後の「価値ある人間」に対して2人に1人以上のレベルで
「あまり価値ある人間だと感じていない」と高校生が感じている事実がショックだった
ただ、たとえ子どもへの本質的な関わり方の違いがあって
他国の方が高いセルフイメージ(自己肯定感)を持つ子どもが多いとしても
同機関が2010年に同じアンケートをした結果と比較してみると
上記すべての項目で各々10%~20%ほど
自己肯定的な考えを持つ子どもが増えているという事実がうれしかった
そして私は、
物や社会が、技術発展や景気等に上下され、
そういった世の中をまさにつくる大人の心が上下し、
その大人の心の状態で育つ子どもの感情を示すデータであるように感じた
でも本来、心は制限のない世界であり、現実に縛られるものではない領域であるため、
大人のモチベーション次第で
子どものセルフイメージを良くも悪くも
助長しているのではないかと考えるようになった
忙しいと時間もないし、イライラもすることもあるし、休みたい気持ちにもなる
でもそれらは我が子には関係ない、我が子の気持ちを大切にしようって思うことが
根本的で本質的な教育なんだと思う
子どもの心を創るのって
やっぱり身近な大人の心から生み出される言葉なんだと思う
それこそが時代を創る人間らしさなんだと思う